佐田岬メロディーラインは、愛媛県の佐田岬半島を横断する全長約50kmの幹線道路で、国道197号の一部です。伊方町から佐田岬灯台近くまで、風車群と海岸線の絶景を縫うように続いています。四国最西端のロングルートとして知られ、道中には瀬戸内海と宇和海の両方を望むビューポイントが点在します。
おすすめ走行区間
「道の駅 瀬戸農業公園」から佐田岬灯台へ向かう西側の区間は、変化に富んだワインディングと開放感ある景色が魅力。特に伊方町から三崎港方面へ向かうルートでは、海岸線と山岳地形が交互に現れ、ライディングの楽しさを存分に味わえます。終点付近では九州・大分方面が望める日もあります。
道の状態・安全情報
全線舗装済みで道幅も比較的広く、整備状況は良好です。ただし、急カーブやアップダウンが続く箇所が多いため、ブラインドコーナーではスピードを控えめに。風力発電所付近では強風に煽られることもあるため注意が必要です。夜間照明は少ないので、日中の走行がおすすめです。
立ち寄りスポット

- 道の駅 瀬戸農業公園:地元特産品や軽食が楽しめる
- 風車展望所:数十基の大型風車と海の絶景
- 佐田岬灯台:四国最西端の象徴的スポット(駐車後徒歩約20分)
- 亀ヶ池温泉(伊方町):ツーリング後の休憩にも最適
グルメ情報

伊方町や三崎港周辺では、新鮮な魚介が豊富。特に「じゃこ天」や「鯛めし」は地元グルメの代表格です。また、半島産の柑橘類を使ったスイーツやソフトクリームも好評です。
料金・アクセス情報

通行無料。
アクセス:
- 松山市から国道378号・197号経由で約2時間
- 宇和島市から宇和島道路・国道197号経由で約2時間半
- 佐賀関(大分)からフェリー(三崎港)経由で四国入り可能(約70分)
ベストシーズン・気候

おすすめは春(3〜5月)と秋(10〜11月)。空気が澄み、遠くまで見通せます。夏場は暑さがありますが、海風が涼しく感じられる日も多く、ツーリングには適しています。冬は雪の心配はほとんどないものの、風が強く体感温度が下がるため防寒対策を。
ツーリングプラン例
松山市発の日帰りコース:
松山 → 国道378号 → 八幡浜 → 国道197号(メロディーライン) → 佐田岬灯台 → 三崎港で昼食 → 道の駅・風車展望台などで休憩 → 松山帰着(所要約6〜7時間)