外国人ライダー向け:日本でバイクを運転するための免許証のポイント

日本でバイクを運転するには、適切な免許証と書類を準備することが必須です。必要な書類は、バイクを運転するあなたやあなたの友人の国籍や持っている免許証によって異なります。

1. 1949年ジュネーブ条約に基づく国際運転免許証(IDP)が使える国の方

  • 日本で使える国際運転免許証は、「1949年ジュネーブ条約」対応のものだけです。
  • 免許証の表紙に必ず「CONVENTION ON ROAD TRAFFIC 1949」と記載されている必要があります。これがないと日本で無効です。
  • 「1968年ウィーン条約」発行のIDPは日本で使えません。
  • 必要書類は、
    • 1949年タイプのIDP
    • あなたの自国の有効な運転免許証
    • パスポート
  • バイクの排気量が50ccを超える場合は、IDPの「A欄」が有効であることを確認してください。
  • IDPは「ブックレット型」である必要があります。カード型や折りたたみの紙ではありません。
  • 50cc以下のバイクは、二人乗り禁止です。

2. 日本語翻訳文が必要な国の方

下記の国・地域の免許所有者は、国際免許ではなく「日本語翻訳文」が必要です。

対象国:
フランス、ドイツ、スイス、ベルギー、モナコ、台湾

  • 必要書類は、
    • 有効な自国運転免許証
    • パスポート
    • 日本自動車連盟(JAF)など公的機関が発行した日本語翻訳文

3. その他の注意点

  • イタリア、ロシア、ポーランドなどは、IDPが2種類ありますが、日本で有効なのは「1949年ジュネーブ条約」タイプのみです。
  • 国際運転免許証や翻訳文の有効期限を必ず確認してください。
  • 法律改正などにより、制度が変わることがあります。ご出発前にJAFの公式情報で最新の情報を確認することをおすすめします。

4. 運転前に確認すること

  • 自分の国籍はどの方法(1949年IDPか翻訳文か)を使うべきか
  • 持っている免許・国際免許証は有効か
  • 必要な書類(IDP/翻訳文+自国免許証+パスポート)を持っているか
  • バイクの排気量に合った免許かどうか

いつも書類は原本を携帯し、安全運転で日本の道路を楽しんでください。

不明点があれば、レンタルバイク店や日本自動車連盟(JAF)に問い合わせると確実です。